講師:青井和成氏(第8組常入寺住職)
会場:高岡教務所(高岡市丸の内2-15)
1.勤行
正信偈 同朋奉讃(弥陀成仏のこのかたは)
(↓講師の写真を撮り忘れたので別日のもの)
2.法話
最初は緊張をほぐすためと「回向(願以此功徳・和訳)」を皆で歌うところから始まった。私たちはお勤めの際、回向(「がんにしくどく」)を最後にお勤めするが、なかなか意味までは知らないことが多い。そもそもは善導大師の『観経疏』の中にある漢詩が元となっており、願いがあってお経を読みましたという宣言をしているとのこと。
回向文によってお念仏の教えが私たちに届いている。お念仏は口から口へと私に伝わってきている。でも、お念仏をとなえても、お念仏を伝えてくれた先輩がなぜ喜んでいたのかは全然わからない。その先輩方のおこころをたずね、「声」をたずねる歩みを続けていきたいとお話をされていました。
3.座談会
法話の後、2班に分かれての座談会を行った。
それぞれに今日のお話を聞いて思ったことを自由に話してもらった。
4.まとめの法話
教えを聞けば聞くほど、自分からそんな思いが出て来るわけがないということが明らかになる。だから、「伝えよう」とする心は、私の本心ではなく、如来さまよりいただいた心が「伝えよう」と言っている。私には正しさはない。でも、間違いだと思いながら、行動して間違いだったなと思うことはできる。「伝える」のは阿弥陀さんのはたらきだけれども、間違いだらけでも「伝えたい」という思いがある。そのような話を聞かせていただきました。
【次回開催予定(ほぼ毎月27日)】
7月は休止。
8月27日(日)は開催いたします。講師は未定です。
文責:菊池