6月11日(日)にクロスランドセレナホールにて高岡教区一組の同朋大会が開催されました。
初めに組長、教務所長による挨拶の後、真宗宗歌の斉唱、一組の坊守さんによるハンドベルの演奏がありました。
講師は沙加戸弘師です。講題は「親鸞聖人の御生涯に学ぶ」です。
とても声が通る方で会場となったセレナホールの来場者は、よく聞き入っていました。
講話の中で
「聖徳太子がこの国で仏法を伝えてから500年後、その聖徳太子の御考えに反して、仏法はなかなか我々の生き方となりませんでした。そこに起こってきたのが源平の争いです・・・
と話されました。会場に来ていた多くの小矢部市民の人は「源平の戦い」という言葉に少し反応した人もいたかもしれません。
時代は末法の時代に入っていましたが、一部の貴族が末法思想によって平等院を建てました。また多くの和歌が生まれ、平安時代は言葉が力を持つ時代でした。それが初めて全国的に戦が起きました。それが「源平の戦い」です。
一人一人が分断された戦いで子が親を殺す。また逆に親が子を殺す。昨日までの常識が次の日には大きく変わる。先の事が予想できない不安定な時代に法然上人が生まれ、高野山から仏法をおろして、親鸞聖人が生活の中に念仏を見出したのです。
さて、私達が今生きている時代は昨日までの常識が次の日には大きく変わる。先の事が予想できない不安定な時代でしょうか?
先生の「時代が人を選ぶ」という言葉が耳に残りました。
<一組 通信員 埴野克衛>