【報告】コロナ禍を経て「#ともに生きていく」を終えて

今回の講演会はZoomで開催した。

去る六月十八日に同朋社会推進部門において、コロナ禍を経て「#ともに生きていく」との講題で上野千鶴子先生の講演がありました。

この講演を迎えるにあたって部門員において何度も話し合いを行い当日を迎えました。しばらく同朋社会推進部門での活動は、コロナ禍のため行われていませんでした。久しぶりの活動で、特にリモートでの開催は不慣れでしたので、とても心配でした。

会場での様子。

先生は、東京からリモートでの講演で、会場は高岡文化ホールでありました。当日会場での参加は10名ほどで、Zoomでの参加は60名くらいでした。当日、スタッフは三時半に集合し四時半に準備に入り、五時に開場し、五時半に開会し、五時四十分から講演が始まりました。

まず初めに先生の祖母のことをお話しされました。先生の祖母は、富山の方で非常に敬虔な真宗門徒であったそうで、小さい頃富山の別院にしょっちゅう連れて行かれたことを話されました。次に性においての格差、仕事についての格差の話をされました。性においての格差は特に、元オリンピック委員会会長の「#わきまえない女」との発言についての話をされました。仕事の上での格差については、女性の非正規労働の話をされました。コロナ禍で女性の働く場、特に飲食関係や旅行、宿泊が営業自粛により自宅待機や失業によって収入の道がたたれ、苦しい状況におかれていることを話されました。このような状況では、余裕のある人が余裕のない人に手を差し伸べる、強がらず弱さを認め、支え合って生きていくことが大事であると話されました。

七時過ぎに質疑に入り、真宗門徒であるおばあさんが先生にはどのように映られましたかという質問や、お話の中で「ホスト」「ホステス」という表現について質問がありました。

終始和やかであっという間の講演でした。

同朋社会推進部門 玄巣

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