2020年3月26日(木)および27日(金)の二日間に亘り、当派の僧侶を名のる『得度式』を受式する前に、その意義や心構えを修習することを目的として、事前の研修会が高岡教務所で開催されました。
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を念頭に例年より時間を短縮するなど縮小して実施しました。受講者は、大人10名、小人5名の15名の参加でした。
初日の午前中は、大人班、子ども班に別れ、【声明作法(おつとめの仕方)】を学びました。
大人班を担当いただいたのが、教区准堂衆会の松永 克人 氏です。
子ども班を担当いただいたのが、教区准堂衆会の大村 元 氏です。
お二方からは情熱溢れる、熱心な指導をいただきました。
午後からは、【装束作法(衣のつけ方・たたみ方)】を学びました。
二日目は、午前中に【声明作法】を更に学んだ後、この研修会を締めくくる『得度考査』にそれぞれが臨みました。
緊張の面持ちの中、いよいよ、考査結果の発表です。見事、全員が合格との発表を受けて、会場は、安堵感いっぱいの様子でした。
発表後、高岡教務所長よりそれぞれに『合格証』が手渡されました。
なお、合格した子どもたちの多くは、本山での『得度式』を夏休み期間中を利用して受式します。
きっと、次代の宗門・寺門の興隆を担う人材となっていってくれることでしょう。
研修部門通信員 峰 慎樹