高岡教区「秋安居」が開講されました。

2018年(平成30年)6月18日(月)・19日(火)の両日に亘り、高岡教区教化委員会研修部門主催による『秋安居(しゅうあんご)』が高岡教務所において開講されました。

6月なのに「秋??」と思われる方もいらっしゃると思いますが、これには以下のような理由があります。

「安居」とは元々、インドにおいて僧侶が、雨期の三ヶ月間に無用な殺生を防ぐことを目的として1か所にとどまって修行することを指し、雨期のある夏に行うことから「夏安居(げあんご)」と呼ばれるようになったとされます。

真宗大谷派において開講される「安居」には、300年の歴史があり、本山(真宗本廟)や大谷大学において7月に「夏安居」が開設され、その後、各教区において「秋安居」が開設されています。ですので、本山で行われるものを「夏」とし、その後、各教区において開講されるものを季節を問わず「秋」と表現しているのです。

今年度は大谷大学名誉教授の大桑 齊 先生をお迎えして【『蓮如上人御一代記聞書』試論】と題し開講されました。

先生は、2017年度「夏安居」本講を担当され、今年度は全国13教区で「秋安居」を担当されています。

初日(18日)は、14:00からの開講式後、質疑を含め17:00まで、二日目(19日)は10:00~12:00まで行い、昼休憩をはさみ13:00~15:00まで受講させていただきました。

研修部門通信員 峰 慎樹