現在では年に一度の祥月命日参りとなりましたが、自宅からの道中は県境からの山越えから始まり、海岸に至るまでの車で40分くらいです。
河北潟を横切ろうとすると見えるのは海ではなく砂丘の丘です。目的地の内灘町の殆どは砂丘です。
河北潟水門を目の前にして急な坂道を登ると展望温泉に着きますが、すでに海抜40メ-トルです。お参りする家は近くの大橋の向こう側です。
実は鳥取砂丘の次に広いとも云われている内灘砂丘の北側には「河北斎場」があり海外線に向かっての風景が居多ヶ浜(親鸞聖人上陸の地)に似ていると思うのは私だけでしょうか?
以前、教区の研修旅行で上越市内を観光したときに砂地らしき丘を行き来したことを覚えています。
「冬来たりなば春遠からじ」。冬になると強い風と波にさらされますが、なんとなく念仏の声が聞こえてきそうです。
この内灘砂丘、河北潟を抜けた風雪が県境を超えて砺波平野に届きますが、年末から来年に向けて大雪になりそうです。
一組 通信員 埴野克衛