ブログ記事書き方講習会が開催されました

9月28日(金)、高岡教区教化委員会情報部門の公開講座として「ブログ記事書き方講習会」が高岡教務所にて開催され、16名の方々が参加されました。同講座では、プロのライターである杉本恭子さんをお呼びして、魅力のあるブログの書き方を学びました。杉本さんはインターネット寺院「彼岸寺」などで活躍されています。

講座の冒頭では、各自が自己紹介するとともに、今の感情を色で表しました。それによって、参加者の緊張がときほぐされ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気になりました。

講座の本論では、書くという行為を肉体のトレーニングに例えて分かりやすくご説明くださいました。講座では、ウォーミングアップ、ストレッチ、筋トレの3つのパートに分けて説明されました。

ウォーミングアップは、5分間、思いつくままに、手を止めずに書き続けるというものでした。この方法は、とても斬新でした。

ストレッチでは、ブログ記事を書くための心構えや、具体的な手法が示されました。記事を書く際には、書き手の願いが大切であり、その願いや、伝えたい思いを自分の「こころの企画書」に書いてみるという手法が示されました。また、ブログの文章の中に適切に写真を配置することによって記事にリズムを作り、読みやすくするという具体的な技を教わりました。

なお、最後の筋トレは、記事を書き続けるということであり、講座が終わってからの課題とのことでした。

ブログを書くことで大切なことは、願いを伝えることであり、「記事は贈り物」であると先生は話されました。記事を書くにあたっては、誰に、何を伝えたいのかを考え、読み手を意識した言葉を選ぶことが大切であると説明されました。

講座では、『「伝えたい」を形にしてみよう』というワークが大変印象に残りました。このワークでは、各自が書いた「こころの企画書」を各グループ内で発表しました。発表は大変緊張しましたが、緊張した分、それぞれが真剣に自分に向き合って、自分の世界観をお互いに伝え合うことができました。驚いたことに、誰一人として同じ企画はありませんでした。発表はそれぞれの個性が滲み出ていて、とても魅力的でした。批判し合わない安心した環境で向き合うことで、数々の新たな視点が開かれました。この講座は、仏法に繋がるような先生の哲学が感じられる内容の濃い、心が揺さぶられる講座でした。

なお、本講座は、9月29日(土)の富山新聞に掲載されました。新聞に掲載されたことで、高岡教区のみならず、富山県全域で反響を呼びました。

情報部門通信員 水林 慶子