『仏説阿弥陀経に学ぶ』2019年度【第2回】

2019年9月19日(木)19:00~21:00まで、今年度第2回目の『仏説阿弥陀経に学ぶ』聖教学習会を開催しました。

講師は、引き続き本山教学研究所 嘱託研究員の安藤義浩 師です。通算17回目の開催となりました。会場は、高岡教務所2階の仏間で、参加者は21人でした。

今回の内容は、丁度20日からお彼岸を迎えるにあたり、お浄土の世界を説く『仏説阿弥陀経』を学ばせていただくことにより、より味わい深く彼岸を迎えていただける機会になればとの挨拶の後、講義のスタートです。

今回も、『選択本願念仏集』において、法然上人が阿弥陀経をどのように理解されているのかを学習しました。

安藤 義浩 師

まず、『選択集』最後の第16章「慇懃(おんごん)付属章」での引文を通して、善導大師の解釈について確認されました。その後『選択集』全体を通して法然上人が専修念仏を広めることを課題としたことを、第12章「念仏付属章」、第6章「特留章」、第5章「念仏利益章」で引用された『観経』・『大経』流通分を通して確かめられました。

その上で、法然上人の専修念仏の教え(行)を通して、親鸞聖人が念仏を真実信心の課題(信)として確かめていかれたことを、聖典を丁寧にたずねながら講義をいただきました。

参加された方々は、にこやかで優しい語り口の中に情熱溢れる講義内容に魅せられながら真剣に受講しているようでした。

次回、第三回目は12月5日(木)19:00~高岡教務所で開催予定です。また、次回をもって安藤先生の学習会は最終回となります。是非、多数の参加をお願いします。

研修部門通信員 峰 慎樹