2018年『得度事前研修会』

2018年(平成30年)3月29日(木)・30日(金)の二日間に亘り、真宗大谷派の僧侶として第一歩を踏み出す『得度』事前研修会が高岡教務所において開催されました。

大谷派においては、宗祖親鸞聖人が9歳で得度されたことにちなんで、男女ともにこの年齢から本山(真宗本廟)において得度を受式することができます。

親子で参加された方、姉妹で参加された方など16名の参加がありました。

初日は『得度の意義』と題して、第1組称名寺立島秀哲 氏を講師として「おはなし」をいただいた後、大人班、子供班のそれぞれの班に分かれ『声明作法(お勤めの仕方・作法)』について学びました。

大人班を担当いただいたのが第5組林照寺住職堀部知之 氏、子供班を担当いただいたのは第5組晃照寺住職山崎顕量 氏です。

参加された方々は緊張の面持ちの中、僧侶となる心構えを学んだ様子でした。

二日目は『声明作法』の他、『装束作法(衣のつけ方・たたみ方)』の指導を受けた後、高岡教務所長による【得度考査】受検しました。

考査終了後にこの結果が発表され、見事、全員合格となり、教務所長からそれぞれ『合格証』が手渡されました。受講者および付添いの方々は緊張感から解放されるとともに安堵感でいっぱいの様子でした。

なお、今回合格された方々のうち、特に小中高生は、夏休みを利用して8月に執行される本山での『得度式』を受式して大谷派僧侶として名乗りをあげます。

研修部門通信員 峰 慎樹